入れ歯安定剤について


 入れ歯でお困りの方で、市販の入れ歯(義歯)安定剤を使用している方は、非常に多いと思われます。

入れ歯安定剤には、大きく分けて

・義歯粘着剤(クリームタイプ、粉末タイプ、テープタイプ)と
・ホームリライナー(クッションタイプ)

 の2つのタイプがあり、それぞれ一長一短があります。
 
入れ歯が合わない大きな原因は、
・歯ぐきが痩せてしまった。
・歯がすり減って咬み合わせが悪くなってしまった。 の2つです。
 
このうち、入れ歯安定剤が使用できる可能性があるのは、「歯ぐきが少し痩せた」場合です。
この場合も「歯ぐきが少しだけ痩せて」吸着力が少しだけ足らない場合に、歯科医にかかるまで短期間・補助的に使用すると考えてください。
 
入れ歯安定剤を使用する場合には、テープタイプ、クリームタイプもしくは粉末タイプをお勧めいたします。
クリームタイプはベトつきますので少々使いにくいかもしれません。
 
またホームリライナー(クッションタイプ)は、骨の吸収を早める可能性が高いため、当院ではお勧めしていません。
 
歯ぐきの骨がすごく痩せてしまった場合や、咬み合わせが悪い場合に、安定剤を使って無理矢理入れ歯をいれていると、歯ぐきの骨が早く吸収したり、咬み合わせがどんどん悪化して、後々さらに入れ歯で苦労することになりますので絶対におやめ下さい。
 
 
 以下は日本補綴歯科学会から発表された入れ歯安定剤についての見解(要約)です。

<義歯安定剤の使用について>
 義歯が合わなくなった場合、粘着剤を使用する前にまず歯科医の診察を受け、義歯の調整あるいは新製をおこなう。
 次いで、より一層の維持力の向上を図る必要があれば、そこで初めて粘着剤を用いる。その際は、顎の不安定、筋肉のコントロール、唾液の分泌など適応症例を見極めた上で正しく選択する必要がある。
 クッションタイプの安定剤は、流動性が悪いので義歯と顎堤の位置関係を変えてしまい、不適切な咬合関係を引き起こしかねない
 
<義歯粘着剤(クリームタイプ、粉末タイプ、テープタイプ)>
 歯科医師の管理下で実施し,義歯の新製を前提とした,現有義歯の修理(粘膜調整,床裏装,改床など)時における短期間の使用に限り容認できる.
 
<ホームリライナー(クッションタイプ)>
 粘着剤とは一線を画す。維持力の向上は認められるが,粘性が高く流動性が悪いので義歯と顎堤の位置関係を変えてしまい、不適切な咬合関係を引き起こしかねない。むしろ為害作用が大きい場合のほうが多く推奨できない。
 
<文献>
 日本補綴歯科学会雑誌 : 47巻3号,473-506,2003.

 

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